Redmineの設定

子チケット4: E2E試験実施¶

作業目的¶

本番環境での機材予約システム全機能のEnd-to-End試験を実施し、品質保証を完了

E2E試験内容¶

1. ユーザーシナリオ試験¶

シナリオ1: 新規ユーザー登録・初回予約

1. rental.call2arm.com アクセス
2. LINE WORKSでログイン（初回）
3. ユーザー情報確認・補完
4. ダッシュボード表示確認
5. 機材検索（カメラ機材）
6. 機材詳細確認
7. 新規予約作成
8. 予約確認通知受信（LINE WORKS Bot）
9. 予約一覧で確認

シナリオ2: 既存ユーザー・複数予約管理

1. LINE WORKSからワンクリックアクセス
2. 自動ログイン確認
3. 現在の予約状況確認
4. 新規予約作成（音響機材）
5. 既存予約の変更
6. 予約キャンセル
7. キャンセル通知確認
8. 予約履歴確認

シナリオ3: モバイル利用（LINE WORKSアプリ）

1. LINE WORKSアプリからアクセス
2. モバイル最適化UI確認
3. Bot経由での機材検索
4. クイック予約機能
5. タッチ操作での予約管理
6. 通知受信確認

シナリオ4: 管理者機能

1. 管理者権限でログイン
2. ユーザー管理機能
3. 機材管理（追加・編集・削除）
4. システム設定変更
5. レポート出力
6. 予約状況監視

2. 異常系・エラーハンドリング試験¶

認証エラー試験

• 無効なLINE WORKSアカウント
• トークン期限切れ
• 権限不足アクセス
• セッションタイムアウト

データ整合性試験

• 重複予約防止
• 同時編集競合
• データベース接続エラー
• トランザクション整合性

外部連携エラー試験

• LINE WORKS API障害
• 通知送信失敗
• Webhook受信エラー
• ネットワーク断線

3. パフォーマンス・負荷試験¶

レスポンス時間試験

• 画面表示: 3秒以内
• API応答: 1秒以内
• 検索処理: 2秒以内
• データベース操作: 500ms以内

同時アクセス試験

• 50ユーザー同時ログイン
• 100件同時検索
• 20件同時予約作成
• リソース使用量監視

データ量試験

• 1,000件機材データ
• 10,000件予約履歴
• 大量通知処理
• ファイルアップロード

4. セキュリティ試験¶

アクセス制御試験

• 社内IP制限確認
• 不正IP拒否確認
• 認証バイパス試行
• 権限昇格試行

インジェクション攻撃対策

• SQLインジェクション
• XSS（Cross-Site Scripting）
• CSRF（Cross-Site Request Forgery）
• コマンドインジェクション

データ保護試験

• 個人情報暗号化
• 通信内容暗号化（SSL/TLS）
• ログファイルセキュリティ
• データベースアクセス制御

5. 可用性・復旧試験¶

障害シミュレーション

• アプリケーション停止・復旧
• データベース障害・復旧
• ネットワーク障害・復旧
• サーバーリブート・復旧

バックアップ・復旧試験

• 自動バックアップ動作確認
• データ復旧手順確認
• 設定ファイル復旧確認
• 災害復旧時間測定

6. LINE WORKS連携専用試験¶

OAuth認証フロー

• 初回認証・既存認証
• マルチデバイス認証
• トークンリフレッシュ
• 認証エラー復旧

Bot機能試験

• 全コマンド動作確認
• 自然言語認識精度
• 応答時間測定
• エラー処理確認

通知システム試験

• 予約完了通知
• リマインダー通知（スケジュール確認）
• メンテナンス通知
• システム通知

試験環境・データ¶

本番環境: rental.call2arm.com
試験データ: 本番相当データセット
試験ユーザー: 各部署代表者5名
試験機材: 全カテゴリ各20件
試験期間: 本番稼働前48時間

自動化試験¶

Playwright E2Eスクリプト

// 主要シナリオ自動化
test('ユーザー登録から予約完了まで', async () => {
  // LINE WORKSログイン
  await page.goto('https://rental.call2arm.com');
  await page.click('[data-testid="lineworks-login"]');
  
  // OAuth認証フロー
  await expect(page).toHaveURL(/auth\.worksmobile\.com/);
  
  // 予約作成フロー
  await page.fill('[data-testid="search-input"]', 'カメラ');
  await page.click('[data-testid="search-button"]');
  await page.click('[data-testid="reserve-button"]');
  
  // 予約確認
  await expect(page.locator('[data-testid="success-message"]')).toBeVisible();
});

合格基準¶

機能試験: 全シナリオ成功率100%
パフォーマンス: 全要件達成
セキュリティ: 脆弱性ゼロ
可用性: 99.9%以上
ユーザビリティ: 満足度80%以上

不具合対応¶

Critical: 即座修正・再試験
High: 24時間以内修正
Medium: 1週間以内修正
Low: 次回リリース対応

成果物¶

1. E2E試験結果報告書
2. 自動試験スクリプト一式
3. 不具合管理表
4. パフォーマンス測定結果
5. 品質保証承認書

作業時間¶

8時間 (1営業日)

実施体制¶

• 試験実施: 開発チーム
• 品質確認: QAチーム
• 業務確認: ユーザー代表
• 技術確認: インフラチーム

完了条件¶

• 全試験項目の実施・合格
• 重大不具合ゼロ
• パフォーマンス要件達成
• ステークホルダー承認取得
• 本番稼働準備完了